表示価格ではなく、実際に請求される額で比較する
従業員1〜10人の会社のためのバックオフィス記録です。比較サイトの料金表と実際の請求額がずれる理由と、各社がいつ・いくら値上げしたかを、一次ソースを付けて記録しています。
このサイトには広告(アフィリエイトリンク)を含むページがあります。掲載順や評価に広告の有無は影響させていません。料金は各社の公式ページから取得した日付を明記しています。
いま分かっていること
比較サイトの多くが触れていない事実が4つあります。いずれも一次ソースを確認済みです。
| サービス | 何が起きたか | 影響 |
|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド | 2025年6月1日にスモールビジネス・ビジネスの月額を2,000円引き上げ | 最大 +50% |
| freee会計 | 料金表は据え置きのまま、受発注書類のCSV一括送付を従量課金化(1件95円) | 実質値上げ |
| クラウドサイン | 2026年4月利用分から料金改定。ただし改定額を公表していない | 金額不明 |
| ジョブカン勤怠管理 | 公式の料金改定告知が確認できない | 据え置き |
表示価格と実額はどれくらいずれるのか
freee会計のスタータープランは年払いで月5,480円と表示されます。ところが従業員5人が経費精算を使うと、1人あたり月300円の従量課金が別に発生するため、実際の請求は6,980円になります。表示価格より27%高い金額です。
勤怠管理でも同じことが起きます。ジョブカン勤怠管理は1ユーザー月200円からですが、月額最低利用料金が2,000円あります。従業員3人なら計算上600円ですが、実際に請求されるのは2,000円です。
freee会計の請求額が表示価格と違う理由(人数別に実額を計算)
安いプランには上限がある
値上げを避けるために安いプランへ移る場合、料金表に大きく書かれていない制限に注意が必要です。確認できたものを挙げます。
| プラン | 制限 |
|---|---|
| マネーフォワード クラウド ひとり法人 | 利用人数の上限が1名。さらに会計の仕訳登録が1会計年度あたり500件まで(月あたり約42件) |
| freee会計 ひとり法人 | メンバー追加が最大2人まで。経費精算は利用できない。付帯する給与計算は役員報酬1人分のみ |
| クラウドサイン Free | 送信は月2件まで、ユーザーは1名まで |
「ひとり法人プランができて安くなった」という紹介には注意してください。マネーフォワードの仕訳500件という上限に触れている記事はほとんど見当たりません。月42件の仕訳で足りるかは、契約前に確認すべき点です。
このサイトの方針
金額には必ず「税抜か税込か」「月払いか年払いか」「いつ取得した情報か」を書きます。この3つが曖昧な料金比較は、実務では使えないと考えています。
一次ソース(各社の公式発表・ヘルプセンター・改定告知)のリンクを必ず付けます。また、公式発表で確認できていない情報は断定せず、「確認できなかった」と書きます。
導入してうまくいかなかったこと、定着しなかったこと、乗り換えた理由も隠さずに書きます。良かった点だけを並べた比較は、選ぶ側の役に立たないためです。